4428 シノプス - かぼす柑橘類＠相場メモ

●シノプス2019年上期決算説明会まとめ（2019年8月25日）

・みんな不安の期ズレ
大口2件の期ズレ、3期または4期へズレるが今期中には大丈夫
軽減税率による問題は予想以上に大きかった
シノプス側でなくお客様側が混乱している状態
業界のイメージでは期ズレは当たり前だった
期ズレに対しての意識が低く、今回の決算発表による期ズレの説明が稚拙であったため株価下落要因の一つとなりご迷惑をおかけした
消費税が落ち着くのは10月中旬ごろ、そのころから小売りも次の商談を再開できる

・問い合わせは昨対比で2倍
2016年末に東京有楽町に事務所開設
関東のシェアは低いが現在は本社関西と比較して4倍の問い合わせが入っている。
これまでは口コミ営業だったが、時代の追い風もあるため今年度中に営業を2名追加して積極的に展開する。
現在の営業マンは2名。
→こんなに少なかったんだ、、、

・コンビニの状況
データは4月に入手
7月まで社内シミュレーションで効果を確認できた
効果をコンビニへプレゼンし、高評価を得ている
部長への承認が通れば次は経営層となる
今期中には方向性が見えてくる
売上につながるのは来期
課金の仕方はパッケージでなくレンタル（ストック）
全店舗にいきなり入らないため売上は徐々に入ってくる
パッケージではないのでいきなり売り上げは上がらない
→2020年の決算資料あたりで発表かな？

EO1はExtend Oder1
メーカーで10,000個、オーナーからの発注が9,000個となった場合1,000個が廃棄
データ上、売上の確率の高いオーナーに追加でメーカーの責任で1個発注する
売れば３Winとなる仕組み
しかし、コンビニとオーナーのフランチャイズ契約の問題もあり、すぐには導入されない
コンビニ導入されれば徐々に浸透させていく予定

・海外展開
ソフトはマルチランゲージ対応、2，3か月で言語対応可能、しかしサポートはできない。

・強み
大手が入りづらい廃棄、特売リスクの高い日配品の需要予測
特売情報を加味したデータで、カ二バリゼーションを踏まえた予測はシノプスだけ
日配品は業界では無理だろうと言われている市場
5000店舗ぐらいの実績がある
特売情報、地域毎の天候情報を加味して1週間くらい先のデータを予測可能
需要予測を初めて22年、小売業を初めて18年、お客様とともに成長

・ありたい姿
究極の目的は業界全体の最適化
現在は小売りのみまずは小売りのシェア40％
このデータを速やかに中間流通業へ、そして一番の川上原材料業とも共有し業界全体を最適化する

●データ
・人の問題
昨年末で60名、今年は74名　約2割増加
ここ7，8年は前期の20％増を続けてきている
これからは純増は2割り増を念頭に
2割以上は教育に時間を取られすぎる
売上3割増で2割増で行けるのか？
これは営業に素晴らしい武器を与えて解決する
・日本のシェア40％とは？
2021年を目標
マーケットの販売金額分のシノプスの発注金額を40％に
・シノプスは社長の考えた造語
戦略的在庫最適化ソリューション
・ライバル企業
ビンクス、和歌山にある会社、NEC、富士通、日立、IBM
賞味期限の長いものは得意だが、リスクの高い惣菜など日配品は考えていない
日配品の種類
洋日配　牛乳、乳製品
和日配　麺、豆腐、納豆
すぐに値引きシールを貼ることになる
最悪は廃棄
リスクが高く、大手が入ってこない
十数年前に日配品の取り組みを後押しされた。
最初は問題があったが、年末年始もシノプスに任せておけば店頭欠品もないしバックヤードにも在庫がない
ライバル企業はやれない。
最近は菓子パンなどにも取り組んでいる。
日配品は業界では無理だろうと言われているところ。